山歩き入門から岩稜や雪山へのガイディング、山岳関連の取材・執筆を手がけている平田謙一です !

歩 み

1959年、川崎市生まれ。中学時代より山に親しみ、やがて体力も技術もないままに表丹沢の沢登りや鷹取山のゲレンデ通いをはじめ、クライミングにのめり込んでいきます。高校時代に登攀主体の社会人山岳会、JMCC(日本モダン・クライマース・クラブ)に入会、十代~二十代は、四季を問わずクライミング山行に没頭。わが国のフリークライミング草創期。EBシューズ(スーパー・グラトン)やボリエール(フィーレ)時代の小川山・廻り目平から、谷川岳、穂高・屏風岩や滝谷等での継続登攀はじめ、黒部の壁では新ラインを引いたり・・・。とくに一ノ倉沢の衝立岩正面壁は好きで相性もよく、数年の間で十数回にわたり登りました。基本、臆病な身ながら、冬になれば一ノ倉沢や幽ノ沢のリッジやルンゼ、烏帽子沢奥壁や衝立岩の登攀。甲斐駒の氷などなど。韓国やヨセミテなどに出かけたりもしました。

同時に十代より「編集」の仕事に惹かれ、幸運にも山岳雑誌『岩と雪』(山と溪谷社刊。高峰&クライミング専門のクラス・マガジン)の編集部デスクに休刊時まで長らく席を置かせて頂きました。あわせて山岳全般の編集者・取材&執筆者としての歩みが主軸となります。ガイドブックや書籍の編集はじめ、中高年層をターゲットにした山岳雑誌の創刊に携わる機会を得たり、技術連載のプロデュースから著者としての立ち位置で取材・撮影・執筆を一手に引き受けたり。クライミングシーンや山のいで湯の取材も多数、担当させて頂いたり、好きな校正業務も進んでやらせて頂きました。現在もガイド業務の傍らで、登山ガイドブックの執筆や登山地図の調査をはじめ、折々で山岳雑誌・書籍への寄稿、ときに編集作業のお手伝いなどもさせて頂いております。そんな原点であり礎は、すべてこの編集者時代の教えと学び、人とのつながりにあります。かけだしの編集者時代。多忙な業務の現場にあって、写真トリミングのやり方や原稿書きのイロハなど、編集仕事のノウハウを一から教えて下さった編集部の先輩(上司)ほか編集者みなさん、同行取材時に写真撮影技術を指南下さった多くの山岳写真家みなさん、そしてお付き合いくださった著者の皆さんには感謝のことばしかありません。

現在の活動(山)は・・・山頂が二の次でもあった岩壁(クライミング)オンリーの青春期の反動もあってか、自然を楽しみ山頂を目指すベーシックな山行にも回帰。山岳ガイドとしては山歩き入門の山行から雪山、沢登りや岩稜系まで、幅広いジャンルで多彩な企画をご提案をさせて頂いております(いで湯山行も得意? 歴史に触れる山旅も大好きなジャンルです!)。山歩きのカルチャー講座もいくつか担当させて頂き、国内の山ばかりでなく、ネパール・トレッキングほか海外での特別講座や、海外登山ツアーのお手伝いもさせて頂いております。

ご参加の有無にかかわらず、山で見かけたら、気軽にお声掛け下さいね。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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