戸隠連峰・高妻山登山の疲れと筋肉痛にめげず、その翌日(25日)。趣を一新し、ヘルメット&ロープ使用の「岩系に行こう」というわけで妙義ほか候補を物色の結果、下仁田インターから上野村~志賀坂峠越えのドライブを楽しんだのち、石灰岩の殿堂、秩父・二子山にやってきました。
 股峠を起点に部分的に「クライミング」といってよいほど傾斜の強い上級コースから西岳東峰へ。さらに二子山のハイライトというべきナイフリッジをたどって西峰へと縦走です。帰りついでに東岳も往復。実行動はしめて4時間強。昨日の脚力&持久力勝負の山から、手足を駆使&バランス重視の登高と、全身をくまなく使い切った(?)2日間でした。
 紅葉時期には、もちろん早いのですが、周囲の緑は少しばかり黄や赤みを帯びてきましたよ。真っ白な石灰岩の岩肌と鮮やかな秋色の饗宴を思い浮かべながら・・・。晩秋(11月)にかけては岩トレや岩稜系企画も増やすつもりです。ご期待ください。
 (*かつて鎖が設置されていた二子山・西岳東峰への「上級コース」ですが、いま現在、鎖はすべて撤去されています。短いながら非常に傾斜の強い岩登り(Ⅱ~Ⅲ級程度?)箇所もありますので、安易に取付くのは危険です。西岳(中央峰1165.8m)から西峰の縦走も、とくべつ難しい所はありませんが、高度感のあるナイフリッジを右へ左へ、上へ下へとたどります。西峰から下りはじめてすぐの鎖場(7mほど)も傾斜が強く、手に負担もかかります。総じて二子山登山は、岩場での基本的な身のこなしを身につけてこそ余裕を持って楽しめる「脱、一般ルート」代表の山といえます。)

傾斜の強い(ほぼ垂直!)上級コース下部

西岳中央峰から西峰へ。高度感満点のナイフリッジ!

ローソク岩分岐付近から仰ぐ西岳の全容